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第6回水戸短編映像祭
2002年9月14,15,16日
会場:水戸芸術館ACM劇場
プログラムA |
今や音楽を語る上で欠かすことのできないMV。最近ではMr.ChildrenのMVを手掛け、MVの賞を総ナメにしたほどの人気・実力ともトップに君臨する丹下絋希の作品を上映し、自身がそのテクニックや映像観を語る。

ゲスト:丹下紘希(映像ディレクター)・箭内道彦(クリエイティブディレクター)
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丹下紘希(映像ディレクター)
68年岐阜県生まれ。舞踏家大野一雄氏に師事し、88年オーストラリア万国博覧会にて、元山海塾の滑川五郎氏と共にダンサーとして参加。93年東京造型大学デザイン科卒業。97年文化庁在外派遣芸術家に選ばれ、ニューヨークに1年滞在。帰国後、YELLOW BRAIN Co.,Ltd.創立。現在迄、数々のMUSIC VIDEOを手掛ける。Mr.Children 、桑田佳祐、CHEMISTRY 、MISIAその他多数のMVのディレクションを手掛ける。
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箭内道彦(クリエイティブディレクター)
64年福島県郡山市出身。博報堂第二制作局勤務。96年CMプランナーに転向。01年より現職。主な仕事として、タワーレコード「NO LIFE NO MUSIC」キャンペーン、ソニーミュージックオーディションドキュメンタリー、フジテレビジョン(FNS全局)2002キャンペーン、森永製菓ハイチュウなど。閉塞する広告業界の中で、旧来の広告手法・既製概念を不必要なまでに疑い破壊し続ける異色のクリエイティブディレクターである。 |
プログラムB |
TYO、TUGBOAT、 PUGPOINT・JAPANがショートフィルム専門の映像レーベルを立ち上げた。その名もショートストップフィルム。今回はプロデューサーである岡康道や監督の北村拓司、吉田大八が来場し、何故現在ショートフィルムなのかを語る。

ゲスト:岡康道(TUGBOAT・クリエイティブディレクター・CMプランナー)
・吉田大八(CMディレクター)
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岡康道(TUGBOAT・クリエイティブディレクター・CMプランナー)
56年佐賀県生まれ。80年に早稲田大学法学部卒業し、同年電通に「営業」として入社。85年にクリエーティブ局に異動。99年7月クリエーティブ・エージェンシー「TUGBOAT」を設立し、クリエーティブ・ディレクター、CMプランナーとして活動する。主な仕事として、J-PHONE、家庭教師のトライなど、企業ブランドキャンペーンを多数手掛ける。 |
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吉田大八(CMディレクター)
グラフィック、63年生まれ。87年に早稲田大学第一文学部を卒業し、(株)TYOに入社し、企画演出部所属。最近の主な作品に、大塚製薬・ファイブミニ「欽ちゃん走り」、旭化成「ラップ&ジップキャンペーン 蒲焼 発掘」、 KDDI・auパシャパ2「鏑木」、ツムラ・ソフレ「しっとりさんとつるつるちゃん」などがある。 |
プログラムC |
限られた放送時間の中で商品をアピールしてブランド・イメージまでも伝達するTVCM。その中でもひと味違うオリジナリティ作品を連発する三木俊一郎の作品を紹介、自身の仕事を語る。聞き手は、親交の深い「PARTY7」などの映画監督でも知られる石井克人がつとめる。

ゲスト:三木俊一郎(CMディレクター)・石井克人(フィルムディレクター)
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三木俊一郎(CMディレクター)
68年生まれ。武蔵野美術大学卒業。以後CMディレクターとして数々の国際的な賞を受賞。現在もCMを中心に活躍中であるが、ショートフィルム2本をひっさげてGrasshoppa!に参加。主なCM作品にFANTAシリーズ、全日空、KDDIなどがある。 |
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石井克人(フィルムディレクター)
武蔵野美術大学で視覚伝達を先攻し、当時、客員教授であった小栗康平氏に触発され、映像に興味を持つ。92年にCMディレクターとしてデビューし、手がけたCM作品は100本を越える。長編劇場映画第一作は『鮫肌男と桃尻女』続く『PARTY7』も興収2億円を樹立し、今、最も「次の一手が気になる」監督である。 |
プログラムD |
俳優として活躍する一方、短編自主映画を製作する松岡俊介。彼のモノ作りのスタンス、俳優としてだけではない映像との向かい合い方を、クリエイター・松岡俊介に焦点を当て、上映とトークをおこなう。

ゲスト:松岡俊介(俳優)・村上淳(俳優)
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松岡俊介(俳優)
72年2月27日 東京都生まれ。廣木隆一監督映画『800 Two Lap Runners 』に初主演でヨコハマ映画祭新人賞を受賞。以降、『白痴』(99)、『STEREO FUTURE』(01)、『棒』(02)、『UNLOVED』(02)と話題作への出演が続く。02年にはショートフィルム『MSTRBTN(ミスターバッテン)』で初監督。 |
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村上淳(俳優)
73年7月23日 東京都生まれ。モデルやDJ活動から俳優業へ転じ、橋本以蔵監督『ぷるぷる』(94)でスクリーンデビュー。以降、常に話題作のクレジットに名を連ねる。代表作に『ナビィの恋』(99)、『ランデブー』(00)、『不貞の季節』(00)、『新・仁義なき戦い』(00)、『人間の屑』(01)など。 |
プログラムE |
『夢みるように眠りたい』でデビュー以来、数々の話題作をとり続けてきた林海象。最近では私立探偵濱マイクシリーズがTV化されるなど評価の熱は高まるばかりである。また、久々に新作短編を撮りおろしており、現在の映画状況や自身の動向を語る。

ゲスト:林海象(映画監督)・夏生ゆうな(女優)
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林海象(映画監督)
57年 京都生まれ。1985年『夢みるように眠りたい』で監督デビュー。国内外で賞を受賞し世界的脚光を浴びる。その後、『二十世紀少年読本』(89)や『我が人生最悪の時』(93)、『遥かな時代の階段を』(94)、『罠』(96)の私立探偵濱マイクシリーズなどの映画を製作監督。 |
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夏生ゆうな(女優)
75年8月25日 宮城県生まれ。『男たちのかいた絵』(96)のヒロイン役で衝撃的なスクリーンデビューを飾り、以降『WILD LIFE』(97)、『TOKYO BEAST』(97)、『恋極道』(97)、『カオス』(00)、『人間の屑』(01)などに主演・出演。 |
プログラムF |
ここ数年デザイナーの映像への進出が目立つが、ひときわセンスが光るタイクーングラフィックス。当日のトークでは親交が深く、共同で映像をディレクションすることも多くある中村剛も加わり、タイクーングラフィックスの世界観を余すことなく紹介する。

ゲスト:TYCOON GRAPHICS 宮師雄一(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
・中村剛(映像ディレクター)
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宮師雄一(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
91年鈴木直之と共にタイクーングラフィックスを設立。テイトウワ、安室奈美恵等のCDジャケットデザイン及びヴィジュアルプロモーションに携わる。また、MotionElement等ファションブランドのグラフィックデザインや企業広告、ロゴデザイン、エディトリアル、パッケージデザインの分野でも活動中。 |
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中村剛(映像ディレクター)
63年和歌山生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。91年よりMTVのステーションID、ミュージッククリップ、ファッション映像、TVコマーシャル等を手掛ける。00年春CAVIAR LIMITED設立。映像のディレクションを中心にイラストレーションを含めたビジュアル全般を制作。 |
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