第15回水戸短編映像祭
2011年9月23,24,25日
会場:水戸芸術館ACM劇場



311仙台短篇映画祭制作プロジェクト 作品「明日」
仙台から届いた“明日”への声を水戸からお届けします!
311仙台短篇映画祭制作プロジェクト 作品「明日」 仙台短篇映画祭の呼びかけによって集まった40人の監督たちが、3分11秒という制約の中で、それぞれが3.11以降の自分と対峙し、葛藤を経て生み出した作品をオムニバス形式で綴るそれぞれの『明日』。震災をきっかけに繋がりを深めた仙台の声を水戸からお届けします。
ショートピース!仙台短篇映画祭
2011年/日本/130分(予定)

参加監督:
冨永昌敬、中野裕之、鈴木卓爾、塩田明彦、河瀬直美、
真利子哲也、佐藤央、田中羊一、田中博之、今泉力哉、
入江悠、瀬田なつき、濱口竜介、甲斐田祐介 他(順不同)



3.11 A Sense of Home Films from なら国際映画祭
国内外から寄せられた「HOME」への想い。
3.11 A Sense of Home Films from なら国際映画祭
カンヌ映画祭で記者発表をする河瀬直美監督
仙台短篇映画祭の311映画制作プロジェクトから派生し、なら国際映画祭エグゼクティブディレクターの河瀬直美監督を中心にカンヌで集まった国内外の映画作家によって描かれる家族、ふるさと、祖国への想いを分かち合い、「A Sense of Home(“家”という感覚)」を国境を越えて共有していく試みです。
なら国際映画祭
2011年/60分(予定)

参加監督:
ビクトル・エリセ、河瀬直美、アピチャッポン・ウィーラセタクン、
ジャ・ジャンクー、桃井かおり、レスリー・キー、ポン・ジュノ、
ジョナス・メカス 他(順不同)



「NINIFUNI」+ももいろクローバーZ ライブ
映画×アイドル━新進気鋭の監督による新たなる挑戦状!
「NINIFUNI」+ももいろクローバーZ ライブ 殺風景な地方都市で起きた事件に関与した青年が、あてどなくさまよい辿りついた海岸で目にした光景とは…。第64回ロカルノ国際映画祭で特別上映され、海外からも注目される新鋭・真利子哲也監督の最新作。映画に登場する今最も旬なアイドルグループ“ももいろクローバーZ”も水戸に降臨!!
上映作品
「NINIFUNI」 2011年/日本/42分
監督:真利子哲也
出演:宮ア将、山中崇、ももいろクローバー 他

真利子哲也 真利子哲也/映画監督

1981年東京生まれ。03年、『極東のマンション』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリを受賞するなど、一躍注目を浴びる。04年、『マリコ三十騎』が国内外9の映画祭で賞を獲得し、高い評価を受ける。その後、東京藝術大学大学院映像研究科に入学し、黒沢清監督に師事。09年、修了作品である長編映画『イエローキッド』が全国で劇場公開された。同作は11年、高崎映画祭の若手監督グランプリを受賞。
ももいろクローバーZ ももいろクローバーZ

スターダストプロモーション所属。百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにの5人によるガールズユニット。08年春に「ももいろクローバー」として結成。デビューシングル「ももいろパンチ」は、イベントの手売りのみでオリコンデイリーチャート11位の好成績を残す。10年5月に「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビュー。発売日に2万枚以上を売上げ、オリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート3位を獲得。11年4月に早見あかりが脱退。これまでの6人から5人体制となり「ももいろクローバーZ」へ改名。最強のパフォーマンスグループとして、業界問わず人気は加速度的に上昇中。



ひたちなか海浜鉄道湊線応援企画「婚前特急」
がんばれ湊線!前田弘二監督の長編劇場デビュー作が凱旋上映!
ひたちなか海浜鉄道湊線応援企画「婚前特急」
(C)2011「婚前特急」フィルム・パートナーズ
自由な恋愛を楽しんでいた24歳のOLのチエ(吉高由里子)は、親友の結婚をきっかけに5人の彼氏の中から“本当の相手”を見つけるために奮闘する!第10回グランプリ監督・前田弘二監督の劇場長編デビュー作。本作には東日本大震災によって大きな被害を受けた通称「湊線」が登場します。主演のチエ役・吉高由里子の元気な魅力が炸裂する『婚前特急』の凱旋上映で、全線復旧したばかりの「湊線」に映画祭からエールを送ります!
2011年/日本/107分
監督:前田弘二
出演:吉高由里子、浜野謙太、杏、加瀬亮、榎木孝明、宇野祥平 他

公式サイト

前田弘二 前田弘二/映画監督

1978年鹿児島県種子島生まれ。06年に『古奈子は男選びが悪い』が第10回水戸短編映像祭グランプリを受賞。07年、テアトル新宿において「女 前田弘二監督特集」が組まれ1000人を超える観客を動員しレイトショーの動員記録を作る。08年にオリジナルビデオ作品『くりいむレモン 旅のおわり』を発表。09年にはドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の日本映画祭「ニッポンコネクション2009」において特集が組まれた。
前田弘二 宇野祥平

1978年生まれ。大阪府出身。ひろしま映像展2005においてグランプリと演技賞を受賞した短篇『部屋』(前田弘二監督/05)で主演をつとめ注目を浴びる。その後『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(松岡錠司監督/07)『フレフレ少女』(渡辺謙作監督/08)など多くの話題作に出演。2008年には『くりぃむレモン 旅のおわり』(前田弘二監督)、2009年には『オカルト』(白石晃士監督)、2011年には『超・悪人』(白石晃士監督)と主演作が3本公開。その他の映画出演作に『カイジ』(佐藤東弥監督/09)『ゲゲゲの女房』(鈴木卓爾監督/10)『まほろ駅前多田便利軒』(大森立嗣監督/10)『婚前特急』(前田弘二監督/11)『ハラがコレなんで』(石井裕也監督/11)など多数。準主演をつとめた横浜聡子監督の2作品『真夜中からとびうつれ』『おばあちゃん女の子』が11月5日から公開される。TVドラマの主な出演作には2009年放送の『深夜食堂』(TBS)がある。10月から放送される『深夜食堂2』(TBS)にも出演予定。また、10月27日〜31日には舞台「鳥ト踊る」(作・演出:ノゾエ征爾/会場:こまばアゴラ劇場)に出演予定。現在、出版社リトルモアWEBにて映画コラムを連載中。



東京公園
見つめること、見つめられること─ 国内外で絶賛された青山真治監督最新作、水戸初上映!
東京公園
(C)2011「東京公園」製作委員会
ひょんなことから人妻を隠し撮りすることになったカメラマン志望の青年(三浦春馬)とその周囲の人々との交流を通し、なくなった者に対する愛情と生き残った者どうしの愛情を描く。水戸短編映像祭には、過去に審査員やゲストとしてお招きした世界的評価も高い青山真治監督の最新作。第64回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、常設の最高賞と同等の「金豹賞審査員特別賞」を受賞した『東京公園』を特別上映!
2011年/日本/119分
原作:小路幸也「東京公園」(新潮文庫刊)
監督・脚本:青山真治
出演:三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥 他

公式サイト



地方映画の現在。日本映画のこれから、
映画×地方━地方都市を拠点に撮影された要注目の日本映画と監督たちを紹介!
地方映画の現在。日本映画のこれから、
MISSING
三宅唱新作長編メイキング
山梨県甲府市を舞台にした話題の新作『サウダーヂ』の公開が迫る映像制作集団「空族(くぞく)」から富田克也監督と相澤虎之助監督、関東・関西の各地から良質の作品を送り出している佐藤央監督、震災後の水戸でロケを敢行した新鋭・三宅唱監督らを招き、国内外から注目を集めている日本の地方都市を拠点に製作された映画の深部に迫る!日本映画を動かし始めた“新しい波”をキャッチ!

上映作品
『Furusato2009』2009年/50分 監督:富田克也 提供:空族
『MISSING』2011年/55分 監督:佐藤央 提供:神戸映画資料館
「三宅唱新作長編メイキング」2011年/15分(予定)

富田克也 富田克也/空族・映画監督

1972年山梨県甲府市出身。8mm映画『雲の上』(03)が「映画美学校 映画2004」の最優秀スカラシップを獲得。賞金を原資に製作された『国道20号線』(07)が単館系劇場で全国公開。第64回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に選出された最新作『サウダーヂ』が10月公開。
相澤虎之助 相澤虎之助/空族・映画監督

1974年3月5日生まれ。高校時代にM・スコセッシ監督『ミーンストリート』を観て感動する。早稲田大学シネマ研究会を経て「空族」に参加。監督作品『花物語バビロン』(8mm/40分)、『かたびら街』(8mm/50分)』。『国道20号線』(共同脚本)、『サウダーヂ』(共同脚本)。
佐藤央 佐藤央/映画監督

1978年大阪府出身。法政大学卒業後、映画美学校に入学。冨永昌敬との二本立て映画『シャーリーの好色人生と転落人生』の「シャーリーの好色人生」(水戸ロケ)を監督し全国公開される。オムニバス『夢十夜海賊版』の「不安」(07)、『結婚学入門 新婚篇』(10、ニッポンコネクション招待上映)、『MOANIN`』など。
三宅唱 三宅唱/映画監督

1984年札幌生まれ。映画美学校フィクション科修了。『スパイの舌』(08)が第5回CO2エキシビション・オープンコンペ部門最優秀賞を受賞。同映画祭の助成作品として初長編『やくたたず』(10)を製作・監督。今年6月、水戸市内にて新作長編を撮影(タイトル未定、主演:村上淳、2012年公開予定)。



「庭にお願い」+倉地久美夫ライブ
冨永昌敬監督最新作は謎の音楽家のドキュメンタリー。天才・倉地久美夫を発見せよ!
気鋭のジャズミュージシャン菊地成孔に発見された福岡在住の謎多き音楽家「倉地久美夫」の実像に追ったドキュメンタリー。監督は水戸タンペンではお馴染みの第6回グランプリ監督・冨永昌敬。本人のライブと共に、倉地久美夫の“ちょっと変な世界”にあなたを誘います!
2010年/日本/78分
監督・撮影・編集:冨永昌敬
出演:倉地久美夫、菊地成孔、外山明、岸野雄一 他

公式サイト

冨永昌敬 冨永昌敬/映画監督

1975年愛媛県生まれ。95年、日本大学芸術学部映画学科監督コース入学。02年「ビクーニャ」で水戸短編映像祭グランプリを受賞。06年には「パビリオン山椒魚」にて長編デビューを果たす。2010年10月には本谷有希子の戯曲を原作とした「乱暴と待機」が公開された。そして本作「庭にお願い」が初のドキュメンタリー作品となる。またもう1本の音楽ドキュメンタリー「アトムの足音が聞こえる」も全国順次公開中。
倉地久美夫 倉地久美夫/音楽家

1964年福岡県出身。84年、自主制作作品が雑誌『ビックリハウス』で鈴木慶一氏の評価を得て、後に『ビックリ水族館』に収録。86年より弾き語りを始め、87年には自身のグループ「アジャ・クレヨンズ」を結成。91年に帰郷、東京と福岡の2都市を足場に音楽活動を続け、現在までに5枚のアルバムを発表。90年代半ばから断続的に続けている菊地成孔、外山明とのトリオには定評がある。02年、第2回「詩のボクシング」全国大会優勝。