Dプログラム『ジャッリカットゥ 牛の怒り』
D プログラム:16:30~1,500円
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』茨城県内 初上映!
野獣〈牛〉とヒト〈群衆〉の暴走劇が炙り出す人間と社会の本性とは?!
2019年/インド(マラヤーラム語)/ 91分/原題:Jallikattu
監督:リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
出演:チェンバン・ヴィノード・ジョーズ アントニ・ヴァルギース サーブモーン・アブドゥサマド シャーンティ・バーラクリシュナン
インド映画の枠を超え、驚くべき視覚的トリックと奇想天外のアイディアで、カルト的人気を誇るリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督の話題作が水戸映画祭に!
南インド・ケーララ州のジャングルにある村で、いつもどおり肉屋のヴァルキとアントニは、水牛を屠(ほふ)ろうとするが脱走させてしまう。人々が追いすがるも、水牛は村を破壊しながら逃げ回る。
アントニは、ヴァルキの妹ソフィの気を惹こうと奮闘するが、農場主、神父、警察官、隣村のならず者らも巻き込み、村はパニックに陥いっていく。そこに密売の罪で村を追放されたクッタッチャンが呼び戻される。彼は、かつてソフィを取り合い、自分を密告したアントニを恨んでいた。
そして牛追いの群衆は制御不能となっていく……。
アカデミー賞®国際映画賞インド代表作品
インド国家映画賞 銀のハス賞(撮影賞)
ゴア・インド国際映画祭 銀の孔雀賞(最優秀監督賞)
トロント国際映画祭正式出品作品
ケーララ国際映画祭観客賞
ケーララ州映画賞最優秀監督賞
ケーララ州批評家賞最優秀作品賞
アウランガーバード映画祭最優秀録音賞
安宅直子[フリー編集者]
フリー編集者。東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、出版社勤務を経てフリーに。映画評論・情報サイト「BANGER!!!」にて南インド映画について不定期執筆。マラヤーラム語映画『ウスタード・ホテル』、テルグ語映画『お気楽探偵アトレヤ』の字幕翻訳を担当。本年刊行の『新たなるインド映画の世界』(PICK UP PRESS刊)では、南インド映画関連の項目の執筆を担当。
軽刈田凡平[インド音楽ブロガー]
1978年千葉県出身。学生時代にインドを訪れた際に、街にうずまく混沌としたパワーと人々のバイタリティーに衝撃を受け、その魅力の虜になる。
2010年代後半、インドのインディー音楽シーンが非常に面白くなってきていることを発見し、ブログ「アッチャー・インディア 読んだり聴いたり考えたり」を開設。急速に発展しつつあるインドのインディー音楽シーンを中心とした話題を扱っている。
その他、雑誌『POPEYE』『STUDIO VOICE』やラジオ番組のゲストとして、南アジアの音楽シーンを紹介している。