C Program『アマンダと僕』
2019年9月22日(日)
C Program:11:20~1,500円
『アマンダと僕』
2018年・第31回東京国際映画祭
<最高賞・東京グランプリ>&<最優秀脚本賞>ダブル受賞
消えない悲しみを抱えて、それでも寄り添って生きる青年と少女
君が笑えば、世界はまた輝きだすーー
2018年/フランス/107分
監督・脚本:ミカエル・アース
出演:ヴァンサン・ラコスト/イゾール・ミュルトリエ/ステイシー・マーティン ほか
夏の日差し溢れるパリ。おだやかで幸せだった日々に、突然起き
た悲劇。大切な姉を失った青年ダヴィッドは、母を亡くしひとりぼっちになった姪アマンダの世話を引き受けることに…
愛する人を奪われた人たちは、どのように折り合いをつけながらその先の人生を生きていくのか。そのひとつの答えを、本作は青年と少女に寄り添い紡ぎ出す。今もなお傷を抱えた現在のパリの社会情勢が色濃く映る。あの頃にはもう二度と戻れないが、この映画は誰かの存在によって、悲しみはきっと乗り越えられるということを教えてくれる。希望の光が差し込むラストシーンは、観客を大きな感動に包み込む。