Iプログラム『HAPPYEND』

〈世界への扉〉

10月26日(日) 13:40~

 1,500円

ありえるかもしれない未来を舞台に描く青春映画の新たなる金字塔が誕生!
世界中が求める新鋭・空音央 衝撃の長編劇映画デビュー作

映画 HAPPYEND

2024年/日本 アメリカ/カラー/DCP/113分/5.1ch/1.85:1
監督・脚本:空音央
撮影:ビル・キルスタイン
美術:安宅紀史
音楽:リア・オユヤン・ルスリ
出演:栗原颯人 日高由起刀 林裕太 シナ・ペン ARAZI 祷キララ 中島歩 矢作マサル PUSHIM 渡辺真起子 佐野史郎 ほか

 世界中が求める新鋭・空音央 衝撃の長編劇映画デビュー作
 監督を務めたのは東京とニューヨークを拠点に活躍する空音央。ポール・トーマス・アンダーソンや黒沢清も卒業生であるサンダンス映画祭のラボ出身で、コンサートドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto|Opus』(2014)や短編映画『The Chicken』(2020)が世界中の映画祭で上映・絶賛され、本作が第81回ヴェネツィア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品され、今世界中から最も熱い視線が注がれている。
 決して遠くないXX年後の日本。多種多様な人々が当たり前に暮らすようになっている一方で、社会には無関心が蔓延し、むやみやたらに権力が振りかざされている。それはまさに今の世の中と地続きであり、あまりにもリアリティのある未来だ。そんな世界で当たり前だった“友達”という存在が揺らいでいくさまを、環境音やテクノなどが織り交ざった独特なサウンドと、圧倒的にエモーショナルな映像美で見事に表現。脈々と受け継がれる青春映画の系譜でありまがらも、これまでに見たこともない切り口で“友情の危うさ”を描いた青春映画の新たなる金字塔が誕生した。

〈あらすじ〉
 ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ……。

【スタッフ・コメント】
 政治や社会問題への無関心、自由気ままで自分勝手な個人主義の蔓延…と、いつの時代にも「若者」は批判されてきました。でもこの映画は、どんな時代にも若者が抱く社会や大人への反抗心や正義感、夢と挫折、かけがえのない友情……そうした普遍的な若者の姿を生き生きと活写してくれています。鑑賞後、空音央監督をお招きし、撮影への思いなどを伺う機会を設けました。きっと鑑賞とトーク拝聴後には、様々な語り合いが生まれる契機になることでしょう!

ゲスト
映画監督 空音央

空音央[映画監督]

映画 HAPPYEND
映画 HAPPYEND
映画 HAPPYEND
映画 HAPPYEND


2025年08月04日 | Posted in 第40回水戸映画祭[2025] | | Comments Closed