Dプログラム『ぶぶ漬けどうどす』
〈水戸短編コネクション〉
10月19日(日) 13:50~
1,500円
すべての人を翻弄する街・京都。
その深い迷宮の奥の奥まで描くシニカルコメディ
見たら最後、京都へ行くのが怖くなる!?

2025年/日本/96分/カラー/シネマスコープ/5.1ch
監督:冨永昌敬
企画・脚本:アサダアツシ
音楽:高良久美子 芳垣安洋
出演:深川麻衣 小野寺ずる 片岡礼子 大友律 若葉竜也 山下知子 森レイ子 幸野紘子 守屋えみ 尾本貴史 遠藤隆太
松尾貴史 豊原功補 室井滋
世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、京都のいちばんの理解者になろうと暴走した主人公が引き起こす大騒動を描くシニカルコメディ。
騒ぎの火種となるのは、本音と建前を使い分ける県民性。その技を器用に駆使する〈京都人〉と、〈ヨソさん〉の主人公の攻防が、面白おかしく展開する。だが、それは京都という迷宮への入口に過ぎない。〈ヨソさん〉も〈生粋の京都人〉さえも、京都を愛すれば愛するほど、奥の深すぎる不可思議なこの街にもてあそばれてゆく──。
〈あらすじ〉
京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどかは、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。しかし、「本音と建前」の文化を知らず、女将さんたちを怒らせてしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努力するが、事態は街中を巻き込んで思わぬ方向に──。
©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会
【スタッフ・コメント】
水戸短編映像祭との繋がりを振り返りながら選出するサブジャンルとして設定した〈水戸短編コネクション〉のもう一本は、かつて『VICUNAS/ビクーニャ』(2002)で、水戸短編映像祭のコンペティション部門グランプリを受賞し、その後も新作を何度も水戸に届けてくれている冨永昌敬監督の最新作です。
『ローリング』(2015)では、水戸各地でロケ撮影を敢行し、もはや冨永監督が来ないと「今年は来ないんですか?」と聞かれるほど水戸と深い関わりを繋いできてくださっている冨永監督。もちろんこの大切な40回目という節目にも御来場くださいます。
また主演の深川麻衣さんも会場に駆けつけてくださることになりました!
かつて水戸藩の芹沢鴨が暴れまくった京都。それから160年余り、現代の京都で繰り広げられるシニカルコメディを冨永監督と共に水戸で御堪能ください!


深川麻衣[俳優]
1991年生まれ、静岡県出身。
初主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018)で第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。以後、『愛がなんだ』(2019)、『水曜日が消えた』(2020)、『今はちょっと、ついてないだけ』(22)、 『パレード』(24)などに出演する他、『おもいで写眞』(2021)、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(2023)、『嗤う蟲』(2025)で主演を務める。
その他、ドラマ「アイのない恋人たち」(2024/ABC)、「特捜9」シリーズ(2022~/EX)に出演し、10月期「良いこと悪いこと」(2025/NTV)の放送が控えている。

冨永昌敬[映画監督]
1975年生まれ、愛媛県出身。
おもな映画作品は『亀虫』(2003)、『パビリオン山椒魚』(2006)、『コンナオトナノオンナノコ』(2007)、『シャーリーの転落人生』(2008)、『パンドラの匣』(2009)、『乱暴と待機』(2010)、『目を閉じてギラギラ』(2011)、『ローリング』(2015)、『南瓜とマヨネーズ』(2017)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(2018)。ドラマ作品には「ひとりキャンプで食って寝る」(2019/TX)、「彼女のウラ世界」(2021/FOD)、「僕の手を売ります」(2023/FOD)などがある。 前作『白鍵と黒鍵の間に』(2023)は、フランスのKinotayo映画祭コンペティションにて審査員賞を受賞した他、Japan Cuts(ニューヨーク)、台北金馬映画祭や香港国際映画祭などに正式出品され、海外でも高い注目を集めた。
