2024年10月5日(土)|水戸映画祭
A プログラム 10:45~11:38 木口健太さん ご登壇決定!
『ひかりさす』(短編映像作品)
1,000円
イラストポスターに物語が吹き込まれて短編小説へ、短編小説に命が吹き込まれ映像へ
自治体の魅力を届ける無限の可能性、桜川市が届ける家族の記憶の物語
2024年/日本/20分/ビスタ/カラー
脚本・監督:大内靖
原作:藤本希『ひかりさす』
出演:木口健太 斉藤陽一郎 根矢涼香 安達勇人 櫻川めぐ ほか
桜川市内のバスに乗りこんだ私は、運転手と会話を交わす中で亡き父親の記憶に思いをはせていく……。現実と記憶の間に差し込んだひとすじの優しいひかり。
桜川市の四季折々の美しい風景を、柔らかなタッチのイラストで表現した観光ポスター「桜川の四季」。令和元年度の夏から四季ごとに、全12作品をストーリー仕立てに作成し話題に。そして、令和4年にはポスターを題材にした短編小説のコンテスト「桜川の四季ショートストーリーコンテスト」を実施。168点の応募作品の中から、観光PR的な文章とは一線を画す、親子の絆を抒情的に想像性豊かに表現した『ひかりさす』が最優秀賞に輝く。そして、その短編小説が、茨城県に縁のある俳優と監督、スタッフによって映像化される。
※上映後、斉藤陽一郎さん、根矢涼香さん、大内靖監督(あまや座支配人)ほかの舞台挨拶を予定。
NEW 木口健太[俳優]
斉藤陽一郎[俳優]
根矢涼香[俳優]
大内靖[映画監督]
B プログラム 12:15~14:40
『あんのこと』
1,500円
「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ。
尊厳を持って描き出す、現実と地続きの映画
2024年/日本/114分/PG12/ビスタ/カラー
監督・脚本:入江悠
出演:河合優実 佐藤二朗 稲垣吾郎
21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という刑事と出会い、徐々に心を開き、薬物を断ち切り、前へと進んでいくのだが──。
2009年、自主制作による『SR サイタマノラッパー』から『AI崩壊』(20)などで精力的に活動してきた入江監督が、2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに映像化した本作。19年のデビュー以来、数多の映画賞に輝き、TVドラマ出演も話題の最注目俳優・河合優実が、主人公・杏の人生を生きていく。また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事に佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固める。
単なる社会派ドラマの枠を超えて、生きようとする彼女の意志、その目がたしかに見た美しい瞬間も描き出す。そして静かに、観客に訴えかける。杏はたしかに、あなたの傍にいたのだと。
C プログラム 15:15~17:30
『悪は存在しない』
1,500円
これは、君の話になる──観る者誰もが無関係でいられない、心を揺さぶる物語
『ドライブ・マイ・カー』から3年、濱口竜介(監督)✕ 石橋英子(企画・音楽)の新たな試みに世界が騒然。
2023年/日本/106分/ヨーロピアン・ビスタ/カラー
監督・脚本:濱口竜介
音楽:石橋英子
撮影:北川喜雄
出演:大美賀均 西川玲 小坂竜士 渋谷采郁 菊池葉月 三浦博之 鳥井雄人 山村崇子 長尾卓磨 宮田佳典 田村泰二郎
長野県、水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧(大美賀均)とその娘・花(西川玲)の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。
大美賀均[俳優・映画監督]
小坂竜士[俳優]