Dプログラム『激怒』【追加ゲスト決定!】
10月9日(日)14:45~1,500円
狂っているのは世界か俺か。《安心・安全な町》が牙をむくとき、暴走刑事の怒りが爆発する!
「犯罪ゼロの町、富士見町へようこそ。」
2022年/日本/100分/映倫:R15+
企画・脚本・監督:高橋ヨシキ
出演:川瀬陽太・小林竜樹・奥野瑛太・彩木あや・水澤紳吾・松㟢翔平・松浦祐也・中原翔子・森羅万象
企画・脚本・監督は、映画評論、グラフィック・デザイナー、アートディレクターと多彩な顔を持つ高橋ヨシキ。本作で長編監督デビューとなる。主演は、水戸発映画『ローリング』(冨永昌敬監督)、『天然☆生活』『レッドアイズ監視捜査班』など、インディペンデントから商業映画、テレビドラマまでボーダーレスに活躍中の川瀬陽太。この2人がタッグを組んだ映画『激怒』がついに完成。劇伴は『ローリング』『ECTO』『あのこは貴族』の渡邊琢磨と、三島賞作家で音楽家の中原昌也が担当し、重低音とオーケストレーションが交錯し脳髄を直撃するサウンドに仕上がった。オープニングとエンディングのアートは世界的な人気を誇るゴシック・アーティストのダニエル・セラ。ユニークで優秀なスタッフ&キャストが集結し、腐った世の中に一撃をくらわす、大作をも凌ぐ前代未聞のバイオレンス・エンターテインメント映画が誕生した。
高橋ヨシキ[映画監督・アートディレクター]
1969 年東京都出身。
早稲田大学第一文学部中退・復学のち除籍。映画雑誌を中心に、テレビ、ラジオ、インターネットなどメディアを横断して映画評論活動を展開。映画評論集『悪魔が憐れむ歌』(洋泉社)シリーズ、NHK ラジオの人気映画コーナーの書籍版『高橋ヨシキのシネマストリップ』(スモール出版)シリーズ、ディズニー映画を技術面から解説した『暗黒ディズニー入門』(コア新書)など著書多数。映画評論のみならず、実話怪談『異界ドキュメント』シリーズ(全 3 巻・竹書房文庫)、異色の人生相談本『高橋ヨシキのサタニック人生相談』(スモール出版)、小説版『アイアン・スカイ』(竹書房映画文庫)など、フィクション、コラムなど幅広い執筆活動を行っている。
さらに翻訳者として『ゾンビ映画年代記』(パイインターナショナル)、『BURNINGMANARTONFIRE(バーニングマンアート・オン・ファイヤー)』(玄光社)を手がけたほか、ティモ・ヴオレンソラ監督作品『アイアン・スカイ』『同 2』、タイ・ウェスト監督作品『サクラメント/死の楽園』といった映画の字幕翻訳も担当している。高橋はまたグラフィック・デザイナー/アート・ディレクターとしても知られており、書籍の装丁、CD・DVD のパッケージデザイン、映画ポスターなど、手がけた作品は膨大な点数にのぼる。アート・ディレクションを務めた映画ポスターも『ヤッターマン』(2009 年)や『電人ザボーガー』(2011 年)、『片腕マシンガール』(2008 年)、『牙狼-GARO-~REDREQUIEM~』(2010 年)などの日本映画、また一連のロブ・ゾンビ作品(『マーダー・ライド・ショー』『ロード・オブ・セイラム』『31(サーティーワン)』『スリー・フロム・ヘル』)、SXSW 映画祭で観客賞を受賞したトレント・ハーガ監督作品『68 キル』(2017 年・アメリカ)、『悪魔のいけにえ/レザーフェイス一家の逆襲』(2013 年・アメリカ)など多数。デザイン・ワークは紙媒体にとどまらず、『電人ザボーガー』『ヌイグルマーZ』(2014 年)などモーション・グラフィックによるタイトル・クレジット場面を担当した作品も多岐にわたる。さらに高橋はこれまで監督としてスピンオフ短編をいくつも手掛けており、そのマルチでユニークな才能は兼ねてより注目されてきたが、ついに今回、初の劇場用長編作品の監督デビューを果たした。
中原昌也[音楽家・映画評論家・小説家・随筆家・画家・イラストレーター]
1970年東京出身。文化学院高等課程中退。1988年頃から音楽活動を始め、1990年にノイズユニット暴力温泉芸者を立ち上げ、海外公演などを通じて日本国外でも活動している。音楽活動と平行して映画評論も手がけ、1998年には小説家としてデビュー、2001年に『あらゆる場所に花束が…』で三島由紀夫賞、2006年に『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞を受賞。映画『激怒』では友人の高橋ヨシキからの依頼で渡邊琢磨と共に音楽を担当。オープニングから観るものを圧倒する劇伴を提供し、大きな話題となっている。