Photo Gallery A Program | 第35回 水戸映画祭


Aプログラム『風の電話』上映後トーク

ゲスト:諏訪敦彦監督
聞き手:寺門義典(310+1シネマプロジェクト)

水戸は「80年代に水戸でしか上映されていなかった映画を見るために来た以来!」という諏訪監督。『H Story』(2001)以来、18年ぶりの日本撮影となった『風の電話』製作のきっかけ、セリフのない構成台本で速攻演出を行うという諏訪監督の撮影・演出方法、電話ボックスのシーンで起きた素敵なミラクルの話などお話いただきました。また「こども映画教室」や「SAVE THE CINEMA」活動の紹介も。

会場では感染症対策でサイン会は行わず、ご著書『誰も必要としていないかもしれない、映画の可能性の為に:制作・教育・批評』やパンフレットへ予めサイン入れをしていただき販売しました。

諏訪監督は令和2(2020)年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞されました。

──諏訪敦彦氏は,寡作ながら独特な演出で知られる映画監督である。近年はフランスとの合作による国際的な活躍が目立つが,現在の日本社会を描いた令和2年の『風の電話』は,東日本大震災で被災した1人の少女の孤独な姿を通して,震災後の被災者の心の傷と再生を尖鋭かつ繊細に描き出した。避難先の広島から被災地への少女の旅とそれが映し出す風景は,ともすれば風化しがちな震災の記憶を改めて問いかけながら,絶妙な演出力で魅力的な世界を築き上げている。
(贈賞理由 文化庁「芸術選奨受賞者一覧」より)

おめでとうございます!!

その後『映画芸術』誌が選ぶ「2020年日本映画ベストテン」では同率7位、『キネマ旬報』誌の2020年新人女優賞に主演のモトーラ世理奈さんが選ばれました(『風の電話』『タイトル、拒絶』の演技による)。

ご著書は「キネマ旬報 映画本大賞2020」第5位に。

また海外では、第70回ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門 国際審査員特別賞受賞など、評価が広がっています。 

撮影:山崎宏之


2021年05月15日 | Posted in Photo Gallery | | Comments Closed 

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