B program『VIDEOPHOBIA』


2020年10月10日(土)

B program:14:50~1,800円
『VIDEOPHOBIA』

16:20~16:50 トーク(オンライントークの場合あり)

わたしが、増殖する──。
ネットワークの落とし穴から迷い込んだ異世界で、追いつめられる主人公の孤立と恐怖。大阪のアンダーグラウンドを舞台にした、モノクローム・サイバー・スリラー!

VIDEOPHOBIA

2019年/日本/モノクロ/88分
監督・脚本:宮崎大祐
出演:廣田朋菜/忍成修吾/芦那すみれ/梅田誠弘/サヘル・ローズ ほか

『大和(カリフォルニア)』『TOURISM』で国内外から注目を集めた俊英・宮崎大祐監督最新作は、ディープな大阪のさらに奥へと進んだ異世界で繰り広げられる。29歳の愛は、一夜を共にした男に情事の動画をばらまかれたことから精神を失調していく──
自分の映像が世界中に拡散される計り知れない恐怖と孤立。日常の何気ない裂け目から見えてくる、たしかに存在する異世界を、モノクロームでとらえた衝撃作。
モントリオール国際映画祭から「魅惑的かつ凄惨!」と評され、オリヴィエ・アサイヤス(『デーモン・ラヴァー』『パーソナル・ショッパー』)からは「見事な作品」と絶賛された。
主人公の愛が母親・姉妹らと密に住む大阪コリアンタウンの実家の長屋感、突如挿入されるあるシーンは、初期大島渚作品や田中登『㊙︎色情めす市場』など猥雑な大阪下町を鋭敏にとらえた作品を想起させる。そこからサイバー異空間に不正アクセスしたかのような本作だが、愛がただひたすら街を歩いたり、電車に揺られたり、橋梁をわたるサイレンスなfixの画面も印象に残る。過去の様々な映画の名作や異色作が、異空間の裂け目から溢れ出してきそうな気配をも感じるかもしれない。
ところで水戸在住の映画監督、鈴木洋平の『丸』が大阪西成区で撮影された、サイレンスで不穏な球体にまつわるSF?であることもお忘れなく!
さらに、水戸ロケ映画『ローリング』の冨永昌敬監督も来場決定! ということで、宮崎、鈴木、冨永監督の三つ巴トークも必見の水戸スペシャルです!!

ゲスト

映画監督 宮崎大祐宮崎大祐[映画監督]
1980年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、映画美学校を経てフリーの助監督として活動。2011年、初の長編作品『夜が終わる場所』を監督。サンパウロ国際映画祭、トランシルバニア国際映画祭など世界中の国際映画祭に出品され、トロント新世代映画祭では特別賞を受賞する。2013年にはイギリス・レインダンス国際映画祭が選定した「今注目すべき日本のインディペンデント映画監督七人」に選ばれる。長編第二作『大和(カリフォルニア)』はタリン・ブラックナイト映画祭など様々な国際映画祭に出品され、VarietyやHollywood Reporterなど国際的に影響力のあるメディアでも絶賛された。シンガポール国際映画祭との国際共同制作である長編第三作『TOURISM』は昨年全国公開され、話題となった。
FILMOGRAPHY
長編監督作
『夜が終わる場所』(2011年、79分)
『5TO9』(2015年、80分)
※日本、タイ、中国、シンガポールによるオムニバス映画『5TO9』の日本編を監督
『大和(カリフォルニア)』(2016年、119分)
『TOURISM』(2018年、77分)
『VIDEOPHOBIA』(2019年、88分)
脚本作
『孤独な惑星』(2010年/筒井武文監督)
『ひ・き・こ 降臨』(2014年/吉川久岳監督)
『ひかりをあててしぼる』(2016年/坂牧良太監督)

映画監督 鈴木洋平鈴木洋平[映画監督]
1984年生まれ。日立出身、水戸在住。『丸』や『YEAH』などが数々の国際映画祭で招待上映。最新作『あぼっけ』がいよいよ本格始動。

映画監督 冨永昌敬冨永昌敬[映画監督]
1975年愛媛県生まれ。おもな監督作品は『ローリング』(15)、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)など。

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2020年09月04日 | Posted in 第35回水戸映画祭[2020] | | Comments Closed 

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